CARATI VOCE

BLOG

FURUYA RYOKO
CARATI VOCE デザイナー宝飾小売商の三女として誕生。
宝飾業界に携わりながら、 GIA GG(宝石鑑定士資格)を取得後、 デザインとクラフトを学び、 デザイナーとしての活動を開始。
完全1点もののジュエリーラインとして CARATI VOCE [キャラティーヴォーチェ] を立ち上げる。

ARCHIVE

  • 2010/10/15

    本社研修

    山形へ行っていたのはイナゴに出会うためではなく、

    本社研修のため

    この日はコンサルタントの先生にいらして頂き、
    社員が研修を受けます。

    蔵王のロッジを利用しての1泊2日研修

    今回の先生は日本でもとても有名な方(とってもお高い受講料)

    社長の話と先生の話とこんなに聞ける機会は大切にしないといけないですね

    今回は第1回目ということで、
    大まかな議題からスタート

    CSサークルというものを学びます

    (高い受講料ですから、興味のある方はメモのご用意)

    CSサークルとは

    *customer satisfaction(人間繁盛)
    *communication smile(商売繁盛)
    *career success(人生経営)

    この3つを設計するためにどのような日々の生活、行動をしたらいいのかしら?

    というものだそうです。

    まずは、「プロフェッショナルとアマチュアの違いはなんでしょう???」
    という質問

    大きく簡単な言葉で言えば、その金銭が発生するのがプロ。
    趣味などの範囲はアマ。

    お仕事としてお給料を貰うのならば、プロでなくてはならないのです。

    それから、アマは成果、結果が不安定な人。毎日練習をしている状態。
    しかし、プロになるとある一定の成果、結果が安定して出せる。
    プロは練習をするのではなく、今の力を継続させるべく、訓練を行うのだそう。

    さて、あなたはどちら??

    それからCSサークルを作るために、
    一日は朝始まるのではなく、前の日の夜寝る前からはじまる。 
    寝る前に「ありがとう」と、3回言ってから眠ると次の日の朝からサークルが始まります

    人間のアドレナリンが活性化され、脳にとてもいい影響を及ぼすのが
    「ありがとう」
    という言葉だということが、立証されているんですって!

    さてさて、ブログを使って復習していることがそろそろバレ始めたところで。。。

    中休みの笑顔ニコちゃん

     

    $carati voce

    SMILE~

    でね、最後にとっても良いお話を聞いたのよ

    とあるジュエリーショップの閉店間際に60代くらいのご夫婦が店先にいらして、
    「7月の誕生石はルビーですか?ルビーはありますか?」
    って質問されたんですって。

    男性スタッッフのYさんは、
    「はい。もちろんございます。どうぞ中へ。」

    とご案内し、良質なルビーをとても熱心にご説明したそう

    そしたら、旦那様が
    「すみませんね。とても良いものだってことは分かったんですが、
    予算が5万円なんですよ。」
    と。

    それで、Yさん5万円のルビーをお見せして、
    「かしこまりました。それではこちらをサイズ直しでお預かりしますね。」
    と。

    ところが、突然奥様が
    「あなた、買うのやめましょう!いらないわ!」

    って、出て行かれてしまったんですって。

    それから、少し経って、旦那様だけが戻ってこられて
    「Yさん、すまなかったね。やっぱり、あの指輪頂くよ。」って

    それから。。。
    2週間程してサイズ直しが完成してきたから、お電話を差し上げたところ、
    奥様がすごい剣幕でお店にきて
    「いらないっていったでしょ!!どうして売ったのよ!!
    こんなもの見ていたら寂しくなるから、いらないのよ!!!」

    って

    Yさん、ビックリしちゃって、でも
    どうぞ中でお話をお伺いさせてください。
    ってことになり

    詳しく聞いてみたんですって
    そしたら

    じつはその旦那様は末期のガンで、指輪を見にきたその日は
    もうなおらないと察した旦那様が退院すると言いはり、病院から出てきた帰り道だったそう。
    どうしても指輪を買うといって、でも手持ちが5万円しかなかったんですって。
    奥様はその指輪を見ると旦那様を思い出してしまうから、寂しくなると。

    それでね。Yさんは、こうお伝えしたんです。
    「旦那様がその指輪を購入される時に、本当に宝石、誕生石と言うものはその人を
    守るのか??としきりに何回も質問されていたんです。
    だからだったんですね。
    奥様どうでしょうか?どうか、この指輪を旦那様の優しさが沢山詰まったものだと思って
    お手元に置いては頂けないでしょうか?」
    と。

    奥様は泣きながら、
    「そうですね。Yさん。そうしましょう。」

    とおっしゃって嬉しそうにしていたということです。

    きっとその指輪はお金には変えられない、貴重な想いになったんだと思います。

    ジュエリーは人の想いを形にして、何十年も残せるとても稀少なものだって
    この仕事をしていて良かったなって再認識できたお話でした。

    研修お疲れ様~

    CATEGORY:習い事